・ユニバーサルサービス制度
っていうのが始まるらしいです。
そもそもユニバーサルサービスっていうのは、公衆電話とか110番とか固定電話回線のサービスで、今まではNTTがすべて運営していたものなんです。
が、それがNTTだけでは大赤字になってしまうので、通信業界全体でそれを負担し合って維持して行こうというのが今回の制度みたいです。
<加入料金返さなくても、回線基本料金とってても、タレントあんなにたくさん使ってても、(アレはドコモか…)赤字は赤字>
だいたい補てん対象額がNTT東日本・西日本あわせて約150億です。
(詳しく書いてないのでわかりませんがひと月でこれだけ必要みたい…)
年間にして約1800億!?(うち赤字が500億以上!)
で、それをNTTはもちろん、KDDIやソフトバンクとかほかにもたくさんありそうな通信事業の会社と、国からの交付金で負担していくみたいです。
で、さらにその負担は結局どこにいくかというと、下↓の「利用者に月7円転嫁」でもあるように利用者だったり、国の交付金は税金だったりします。
・KDDIとソフトバンク、利用者に月7円転嫁を発表
・NTT東西、ユニバーサルサービス収支を公表−赤字額518億円
ちなみに実際、負担金がNTTに支払われるのは来年4月から、でみんなの請求書に負担金が出てくるのは来年1月から。3ヶ月ほどフライングですか(笑)。
ってか、そもそも基本使用料にそういう緊急通報とか回線維持料なんかの費用が入ってないのが不思議。いや、入ってるはず…。そのための基本使用料のはず。
すべてはNTTがまかされていた事業なので、交付金や負担金はすべてNTTに納められて、運営もNTTがするわけですが、そこでNTTが信用できないのでこういうことになります。
↓
>KDDIは「NTTが非効率な経営をしても、この制度で赤字が回収されることのないよう、利用者とともに監視していきたい」と理解を求めた。
<つまりNTTの会社の赤字にこの負担金が使われないように監視しましょうってことです。>
当たり前です。それは横領。
まだまだ国とも繋がりがありそうだし、マスコミにも強い力を発揮しているNTT。TBS(もんたさん)もさすがにそこには切り込めるのか…?
政治家と同じやり方をして国民を動かそうとするNTTだが、政治家と違うのはマスメディアを囲う力を持っていること。今後の動きが怖い、である…。
<参考>
・社団法人 電気通信事業者協会
・NTTが「ユニバーサルサービス基金」に反発する理由
・KDDIとソフトバンク、ユニバーサルサービス料7.35円は全額ユーザー負担に